『ぅひひひひ…莎々蘭お姉ちゃんは、一人じゃなかったよ?』 『え?』 『あの場には、他にもいた。ただ、莎々蘭お姉ちゃんを連れて行けないまま逃げれただけ』 …莎々蘭は、置いて行かれた? 『んー?違うよお。莎々蘭お姉ちゃんは、助けられなかっただけ』 私が殺したのに、明星と麗を悪く言ってしまった。 そのことに、少し罪悪感を感じた。 本当に、少しだけ。