「ぅひひひひ…終わった?」 まるで、何をやっても無駄だというように…私たちのやっていることをあざ笑うかのように、馬鹿げたものを見る目で私たちを見て笑う。 少女…ミナは、歪な笑顔で、楽しげに聞いてくる。 「じゃあ、そろそろ始めよ?今回の鬼はだあれ?」 その言葉が引き金。 体が硬直し、動かない。 なのに、何かに引っ張られるかのように勝手に動く。 そして…廃ホテルに入ってしまった。 覚悟を決める。 私たちは…負けない。 きっと。