そう決意した私は、明星、麗、莎々蘭に近づいた。
私の決意を伝えるために。
この決めた事は、みんなと協力しないと到底できっこない。
だから、協力してもらう。
「みんな、少しだけ聞いて。…えっと…主催者?のあんたは、ちょっと待って。作戦タイム。いいでしょ?」
今更ながらに気付いたけど…また少女に操られれば、この決めた事は伝えられない。
だから少女に時間をもらうためにそう言った。
それにしても…名前ないと困るな。
「あんた、呼び名ないの?不便で仕方ないんだけど」
取り敢えず聞いて見ることにした。
「………ミナ。ぅひひひひ…ミナって呼んでもいいよ」
「ミナ?名前?」
まさか、名前を名乗ってくれるとは…と思ったけど、違った。
「ミナゴロシのミナ。ぅひひひひ…」
まぁ、正体ばれるもんね。
本名名乗れば。
それにしても…悪趣味な。
ミナゴロシのミナか。

