「明星、いじめっ子の明星。あなたが、死ねって言ったんだよ。あなたは…首吊りで死ねって言ってたっけ?じゃあ、首吊りで死になよ」




「はっ、馬鹿が。俺が、自殺なんて…うわっ動けねぇ…⁈や、やめろ!ミナ!!
ぐうァ」



どこからか持ってきた縄を、椅子を使って天井から垂らし、そこへ首を入れる明星。


勢いよく椅子から飛ぶと、がくんと落ちて、全体重が縄へとかかる。



どんどん膨れ上がり、色の悪くなる顔面。


見ていられなかった。


麗を押しのけて図書室を出た。


近くじゃすぐバレるとわかっていても、そんなに走れず、すぐ近くの視聴覚室に入って鍵を閉めた。