そして…自然と。 気付かないうちに。 いじめへと発展した。 中心にいたのは、俺が好きらしい莎々蘭と、ただ誰かをいじめたり、リーダー的ポジションが欲しい明星。 友達だと思っていた奴らの裏切りだった。 だが、報われたのは、実笑だけは美奈子の味方で居てくれたらしいこと。 まぁ、全ては偽善で、すぐに寝返ったみたいだが。 俺は、全てが憎かった。 …救ってやれず、傍観しか出来なかった俺自身も。