「あーぁ、見つけちゃったんだ。じゃあ、このゲームの意味も理由も、もう分かるよね?」




いつの間にか。



ミナが、私たちの背後に立っていた。



「逃げんぞ!!」


明星が、一番に走り出す。



だが。


「麗⁈」



「ここは、通さない」



図書室の、一つしかない出入り口に、麗が両手を拡げて立っている。