ってきり、クジを引かされるとばかり思っていた私たちに、ミナは想定外のことを言った。
「ぅひひひひ…今回は、ミナが鬼。ゲームオーバーになるまでに、ミナの正体を知ること。次回から、ミナの正体を知ってもこのゲームは終わらなくなるから、今回がチャンス。せいぜい、悪あがきでもすれば?」
憎々しげに呟き、ふと口角をあげた。
「これで、もう正体を知られないように努力しなくてよくなった。…でも、今回が勝負。ばれたら終わり。…ミナの方が不利じゃない?この場所だし」
ということは、やっぱり元私達の同級生。
…ってことだよね?