ミナが去った空間に、私の呻く声と、呼吸の音が響く。 血が流れ落ちて、体の下に水溜りができる。 体が冷たくなるのに、意識は不思議としっかりしている。 死ぬまで、まだ時間がかかりそうだった。 でも、血が足りないからまともな思考も働かない。 痛みと戦う以外、何もすることはなかった。