そして、ザクザクと、いろんなところに刃が滑る。 もう、自分が生きていると分かるのは、傷つけられた箇所の痛みと、リズムよく刺される痛みだけ。 痛みを感じている今だけが、生きていると分かる。 もう、死んでしまえばいいのに。 なのに、ミナは致命傷を避ける。 致死量の血液は流れてないのか、体が冷たくなって行く感覚はすれど、意識は遠ざからない。