真っ暗な闇に落ちた私。
上も下も、右も左も分からない。
生きているのか、死んでいるのかも分からない。
「ぅひひひひ…」
真後ろ…と言っても、声は色んなところに響いているからどこから聞こえているのか分からないけど…から、少女の異様な笑い声が響く。
「ぅひ、ぅひひひひ…みんな、死んだ。全部リセット」
冷えた声でそう呟くと、真っ暗な世界は赤く、赤く染まって行く。
「ここは、一体どこなの⁈どうして、私たちがこんなことしなくちゃいけないの⁈」
声は聞こえないけど、叫ばないと、気が狂ってしまいそう。
叫んだ言葉に帰ってくる声はなかった。
そして、眠りに…落ちた。