眼差しに負けないくらい迫力のある 低く響く声。 『はっ?!いや、だから 中谷に雑用・・・』 「その後だ通じねえな」 なに なんなの、この状況。 なにこれ 俗に言うあれじゃん あの、ケータイ小説とかで大人気の 〝俺様〟ってやつじゃん!! 『や、後って・・・』 「ごー、よーん、さー『わわわかりましたよ!』」 ひどすぎる てか10秒って言っておいて なんで5秒からカウントなの?! なんて、とても言えない私は 従うしか生き延びる道がなかった。 『す、澄田くんと 寄り道してました!』