君と私の距離は

あまりに、複雑なものだと思う。




「ねえ彼方ー。
 ここ教えて?」


「彼方こっちもー♪」




きつい香水の香り

無駄に甲高い声。


そんな大群は、今日もまた



隣の席に密集する。