何度でも、伝える愛の言葉。


―――


『樹季〜俺のパンツ知らねぇ?』

「は?知らねぇよ。」


デビューしてもうすぐ半年が経とうとしている。


俺たちは高校卒業後に実家を出た。

誠太は彼女が進学した大学の近くで同棲を始め、悠人も大学進学で再び上京してきた灯里ちゃんと共に暮らし始めた。


そして俺と悟はというと、デビューしたとはいえ一人暮らしをできる程お金に余裕があるわけでもないので、男2人でルームシェアをしている。

家賃も生活費も折半だし、何よりも楽しいぞ〜と悟に誘われて話に乗った。


…が、だ。



『俺のパンツ!見てない?赤いやつ!』


悟は先程からパンツを探し部屋中をウロウロしている。

裸で。



「だから知らねぇって!他のやつ履けよ!」

『赤じゃないと意味ねーんだよ!知ってんだろ?俺の勝負パンツ!』

「知らねーよ!」


まさか悟に勝負パンツがあったとは知らなかった。

…てかとりあえずなんか履けよ。


こんな日々が、俺の日常になった。