『俺たちがこれから幸せになることが、樹季への恩返しなのかもしれない。』
それが私たちの傲慢だとしても、私たちにはそうすることしかできない。
『樹季ならきっと分かってくれる。他人の幸せを心から祝福できる、樹季はきっとそういう奴だよ。』
「うん…そうだよね。」
樹季くん。
あなたに出会えたことを、あなたの優しさを、私はずっと忘れないよ。
あなたのお陰で今の私たちが居ることも、その感謝の気持ちも、ずっとずっと忘れない。
ありがとう。
こんな私を好きになってくれて。
もう1度ピアノを好きにさせてくれて。
良基さんと、会わせてくれて。
本当に、本当に、ありがとう。



