「で、今日は何の練習?」
『あぁ、悟がいないから合わせられねぇし歌詞書いてた。』
悠斗がノートを見せながら答える。
『で、澪は作曲。誠太は…』
『全力で練習!』
制服を脱いでタンクトップ1枚になっている姿から気合いは見て取れるが、なんとも暑苦しい。
『ねぇ、さっきから誠ちゃん汗くさいよー。』
そう思っていたのは俺だけではなかったようで、澪のツッコミに俺と悠斗は爆笑だ。
『汗くさいとか言うなよー!努力の結晶だろ!』
「良いように言うな。」
『悠斗今の歌詞に使っていいよ。』
『使えるか!』
俺たちのやりとりに今度は澪がケラケラと笑う。
そう、その笑顔が見たいんだ。
『私何か冷たいもの買ってくるね。ちょっと休憩しよう。』
「俺も行くわ。」
『お、カップルよろしく。』
『遅くなっても良いんだよ!』
そう言って立ち上がった澪にすかさず付いて行くと、ニヤニヤ顔の2人が見送ってくれた。



