心配して付いて行くと言ってくれた樹季くんに大丈夫だと告げ、1人で待ち合わせ場所の公園へ向かった。
悠くんは先に来ていて、座っているベンチの隣をポンポンと叩く。
「ごめんね、突然。」
隣に座ると、悠くんは『大丈夫だよ』と笑ってくれる。
『樹季とうまくいったか?』
「え?」
さらっとそんなことを聞かれて驚く。
どうして知ってるんだろう。
『皆で樹季のこと見送ったんだ。』
「そうだったんだ…。」
本当に皆知ってたんだな。
皆がちゃんと認めて背中を押すくらい、樹季くんはちゃんと私を想ってくれている。
不安になることなんて、最初からなかったのかもしれない。
『ルールも取り消した。』
「うん。樹季くんから聞いた。」
樹季くんが話すことをためらった“いろいろ”を、ちゃんと私が聞かなきゃいけない。
悠くんの想いを受け止めなくちゃいけない。



