君とあたしの距離

「雨で勇人への思いも流してくれてばいいのに・・っっ」

なーんて、できるわけないけどね・・。

「傘・・持ってきてないや・・。
早く帰らなきゃ・・」

雨はやまず、あたしを濡らしていく。
そしてしばらく歩き家に着いた。
今は勇人に会うのが嫌だから、お母さんに「体調が悪いから家で寝ておくね。お母さんたちは楽しんできて」とメールをし自分の部屋へ入った。
そしてあたしはすぐに自分の部屋へ行きベッドへ転がった。

「明日どうしよう・・」

きっと明日の朝も勇人は迎えに来る。
そうしたらあたしは勇人と会うことになる。

「明日が・・、来なければいいのに・・」

そうつぶやいた後、あたしは眠気に負け気づいたら寝ていた。