宇佐美さんとの会話が終わった後入学式へ行くため廊下へ並んで体育館へ行った。
先生の話を聞き式が終わった後は教室へ戻り担任の話を聞いて解散。
あたしは勇人と帰るため急いで荷物を準備した。

「桃亜、帰るぞ」

「あ、うん!
ちょっと待ってて」

荷物の準備が終わり勇人のところへ行こうとするとふと、宇佐美さんがあたしたちを見て悲しい表情をしているのが見えた。

「桃亜?」

もし宇佐美さんと勇人が付き合うようになったらあたしはもう一緒にはいられない?
勇人と登下校もできない?
そんなことを考えてると胸が「ズキっ」と痛んだ。
恋をしたことが無いあたしはこれが何なのかを知ることはまだ先の話・・ー