あの時、俺は自分が
コントロール出来なくて


不良を気絶しても
殴ってたんだ。



んで止めてくれたのが
銀姫。



「何シテル?」

いきなり手をかこまれ
後ろを見ると....
フードを深くかぶって、
長い銀色の髪の毛に
赤い吸い込まれそうな瞳。


美しすぎて....
びっくりしたのを、おぼえてる。


「何してると聞いてるんだ」


そいつは、低い声を
出しながら俺を
とらえる。


玲人「....あ?」

「なんのために喧嘩してる?」

玲人「ストレス発散のため」

「それだけにこいつらをこんなめに
合わせんのかよ」

玲人「っ....」


俺は殴ってた奴らを
みた。

顔の形がわからねえ、
血だらけの奴ら。

ピクリと動かねえから
気絶してるのが丸分かり。