じゃ、さっきのインターホンは玲人か。
私はカバンを持ち玄関へ向かう。


普段化粧はしない。
容姿がこれだからね。



ドアを開けると
壁にもたれかかってる玲人。




あ、私服...。
玲人は、ダメージズボンを履いていて
服はすごく、かっこよくて
どこか、有名で高いブランドだ。


なに、こいつ、金持ち?





玲人「んだよ」

玲人の一言で我に返った頃には遅くて─。

ハッとすると、動揺を隠すために
普通に接した。


來夜「何?」

玲人「お前見てたろ。俺の事」

來夜「見てないけど?」

玲人「……………」

來夜「な、なによ」

玲人「フッ、何でもねえ。」