俺は來夜を抱きしめていた。



こんな、小さい体で
こんな気持ちを抱き抱える來夜は
すげえよ...。


さすが...銀姫だ。






楓「黒龍が...來夜を救ってやるよ。闇から。
だから。お前は玲人に、溺れてろ」


來夜「......泣いて、いい?」

楓「ああ」


來夜「...う、あぁあああ!!!!」


來夜はあれから
泣き続けた。


その涙は、自然な涙で
俺にとっちゃあ嬉しかったんだ。




來夜を、黒龍が、救ってやる。



楓side終.