先生は鬼顧問で
皆に恐れられているけど
やっぱり先生は
水泳が大好きで
あたし達を見てくれている
先生は人に厳しいけど
自分にも厳しいんだよね
尊敬する、人。
泣きながら皆の元へ行くと、後輩達や同級生が一気に押し寄せてきた。
ただ京司だけはあたしに寄ってこないで、遠くであたしを見つめていた。
優しい京司の表情に笑ってみせると、京司はククッと喉を鳴らして笑った。
『自己最高タイム、だな』
河村先生が言うと、周りの皆が騒ぎ出す。
皆、あたしの記録を喜んでくれているのだと感じて、胸が一杯になった。
その後も水泳大会は白熱し、盛り上がっていった。
京司は見事クロールで1位を取り、1位なのが当たり前、とでも言うように、ほぼ無表情でピースサインを見せた(ムカつく)
リレーは惜しくも2位だったが、河村先生が鬼のように鋭く見ていたおかげで、1位の学校が故意で反則していたことが分かった。
審判も注意したが、河村先生が注意したことで震え上がり、見事白状した。



