必死に涙をこらえながら、背が高い琉依を見上げる。
『今ちょっと時間ある?話さねぇ?』
……あれ…?
「琉依…関西弁…抜けたの?」
『まぁな。
神奈川行ってここ来たから、もう標準語になった』
あ、そっか……
あたしと別れて、転校した所は…神奈川だったんだよね。
少し沈黙が起きて、あたしは顔を俯かせた。
「…いいよ。
話そう。」
あたしの口から出た言葉。
中学生の時…別れた時、出来なかった事。
琉依と話し合う事。
あたしはもう逃げたくないよ。
琉依がいたから、今のあたしがいる。
過去から逃げても、意味がない。
向き合わなきゃいけない時だ。
あの時…出来なかった事…
琉依は頷くと、進んでいった。
あたしはその後ろを進んでいった。



