『すげぇ久しぶりだな』
…何年ぶりだろう。久しぶり…
琉依は、元々背は高かったけど、今はもの凄く高い。
クウォーターの壱もかなり高いが…それと同じくらい?
自然な少し茶色い黒髪は、綺麗にセットされている。
紺の涼しげな浴衣を着ている。
中学生の時は開けてなかったピアス穴。
琉依は小さなピアスをつけていた。
端正な顔だちは変わってない。
中学生の時よりも、当たり前だけど大人びていて……
かなり格好良かった。
「何で…ここ…居るの?」
途切れ途切れになってしまう言葉。
『昨日、またこっちに戻ってきた。
ホラ、俺ん家さ、転勤族だから』
………っ。
こんな事って……
『祭りあるって聞いたから久々に』
…ドラマや映画じゃなきゃ有り得ないと思ってた。
『懐かしいな』
琉依は優しい目で辺りを見つめた。
変わってない。
泣いてしまいそうになるのを、必死にこらえた。
何でも無いというふうに振る舞った。



