バナナ・チョコ・パン・コーラ・プリン・ポテチ……はぁ?ポテチ?
バカかこいつ。
「つわりで調子悪い女がポテチなんて食べるわきゃねーだろーが」
一気に言わせてもらい
爆笑する俺。
何の冗談だよ。
ウケるー。笑いが止まらん。腹が痛いー。
「失礼だよ和也」
千尋の怒ったような声が聞こえたけど、無視するぐらい笑ってしまう。
だってコーラだぜ。
コーラ飲めないって普通。
俺の爆笑にまたデブは怒ると思ったけど……反論がなかった。
デブは丸くなり
がっつり落ち込んでる。
あれ?さっきまでの元気はどしたー?
「私を元気にしようと思って、自分の好きな物を買ってきてくれたんでしょう」
千尋の声にデブは余計しょんぼり。
そしてうなずく。
なるほどね
でも
ないわー。ないない。登山じゃあるまいし。
病人にこれはないだろう。
「健ちゃんありがとう。元気になったら食べるよ。バナナ食べて栄養つけるから」
よいしょとベッドから起き上がりデブに微笑み、俺に冷たい目で返す。
差別すな。
「俺が土鍋でおかゆ作ったからこんなの不要。お前作れる?料理とかできる?ママに全部やってもらうタイプじゃね?あ、わかったー。お前さぁ今まで彼女いなかったから、彼女が風邪引いた時とか体調悪い時とか看病した事ないんだろ」
俺の鋭い指摘に
デブはワナワナ身体を震わせる。
だからコーラとポテチねぇ
痛いわー。



