そもそも。 なんで、デーゲームなのよ。 日焼けしちゃうじゃん。 真上にある太陽を睨み、私は持って来ていた薄手の上着を頭からかぶっている。 四時間かけて、やっと興味のない野球が終わった。 私は、両手を上に突き上げ大きく伸び上がる。 木下は、まだ一人奮冷めやらずって感じで、中山や田口にあーだこーだと試合のことを熱く語っている。