「お嬢様に使うなら、クリストフルかバカラくらい使わないといけないんじゃないの?」
「・・・」
さっきまでのスマイルはどこへやら。
無言で立つ執事。
「知ってた?本物の執事はね、純銀92.5%を証明するスターリングシルバーのホールマーク刻印が入ったフォークを使うんだよ。」
「・・・」
それでも無言の執事に、私は呆れて席を立った。
「執事喫茶っていうから、楽しみにしてたのに。がっかりだよ・・・」
そう言い残して。
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