「お嬢様、お食事は何にいたしますか?」 メニューを指しながら言う執事。 「あのさ。」 「はい、お嬢様」 下心見えみえのスマイルに止めを刺した。 「この食器、ブランドではないよね?」 「はい?」 予想外の事を言われたのだろう 上品さが一瞬にしてなくなった。