眠りは浅く、メイドさんたちの朝の準備の音で目が覚めてしまった。
インターホンが鳴って扉を開ければ、外にはティーポットとサンドイッチの乗ったトレイをコンテナに乗せたものを運んで来たメイドさんが立っていた。
「おはようございます、プリンセス」
「おはようございます…」
すぐにコンテナが運び込まれ、寝室の向かいにある部屋のテーブルにティーポットとカップ、サンドイッチのトレイが並べられる。
「朝ご飯ですか…?」
「はい。朝はハワード様が忙しいのでお部屋で召し上がっていただくよう、申し付けられております」
「そうなの!」
ハワード王子、忙しいのね!!
それは、大変!
「お仕事なの?…仕事は大切だもんねぇ。優先すべきよね!!」
うんうん、と頷く私だが、嬉しさが隠せない。
「……これからしばらくお忙しいの?ハワード王子は。今日のお昼とかは……」
「そうでもないみたいですね。昼食はアオ様とご一緒出来るかと思います」
「………………………………………………そう……」
思わず、声のトーンは落ちてしまった。

