「次は何乗ろうか?」
ご飯を食べ終わったあと、たくさんのアトラクションに乗った。
「もう、疲れたのですぅー」
「あと1個乗ったら帰ろうか」
もう、19時になろうとしていた。
そこに、放送が入った。
 『この遊園地にいらしゃったみなさん、数々のアトラクションは楽しんでいただけたでしょうか?最後にみなさまにいい思い出を作っていただくためにとっておきのアトラクションを用意させていただきました。』
 「...前、こんなものあったっけ?」
 「なかったと思うよぉ?」
 「ねえ、なんか怖いから帰ろうよ・・・」
「もう、明美は怖がりだなー大丈夫だって」
 「でも・・・」
 「大丈夫、大丈夫」
・・・正直私も怖かったが、意気地がないように思われるのが嫌だったので、何も言わないようにした。
 『みなさま、準備はよろしいでしょうか?これから皆様にしていただくのは 隠れ鬼です。ルールは簡単鬼に捕まらなければいいのです。
鬼は、後ほど見れると思います・・・たぶん。途中でやめることはできません。
では、みなさんとまた会えることを願います。
    game start』

   ・・・ガシャン・・・

放送が終わるとともに 何かが開く音がした。