「何それ!マジウケる!」
校舎に響く高い声
私はサクラ高校に通学してる高校1年 哀音 羅偉。私は中学生までイジメられてた自分がいやになった。いつもイジメられないよう気をつける日々。高校に入ったらわざとうるさいグループに入っていじめられないようにしていた。そのリーダーが私の親友、八神 美紗。
美紗は校則違反とか普通にしてる。髪も茶髪だし、いつも胸元にラピスラズリのネックレスをしている。元彼にもらったとか。
「ねぇ!!ちょっと聞いてんの?マジ聞けや。」
「ちょっと、美紗怒りすぎ。最近大丈夫?」
この子もこのグループの桜田 夏姫。わりと静かなほうかな。
「もともと、うちが聞いてなかっただけだよ」
「ほらね。羅偉は許してくれるからいいの。羅偉帰るよ!」
「う、うん。」
部活もバックレ,恋愛とか言ってるけどだいたいそんな人いないよね。。。
いたら取られてるって。
「んじゃね。羅偉明日学校行かないかも。」
「うん、バイバイ。」
美紗は結構学校来ないから、慣れてる。
今日は確か幼馴染みと買い物行くとか言ってたな。いそがなきゃ。幼馴染みってゆぅのは、佐々木 海斗。かなりのイケメン!

チャリン♪

メールだ。なんだろー

題名 ごめん

ホントごめん。花音とデートあってさ、ちょっと行けない。ごめん。また今度誘ってな。

やっぱり。イケメンだから彼女アリ。。。
けど彼女の花音ってゆぅんだけど、ぶりっ子なんだよなー。それがやっかい。
「あっ!海斗の幼馴染みの羅偉ちゃんでしょ?待ってたんだァ。ずいぶん遅くなぁい?」
「別に待たなくていいよ。」
「ひどっ。性格悪くない?」
「やめてよ。ないないうるさい。バイ」
わざわざフワフワのスカートを来た花音をさらさらの自慢の髪の毛を揺らしながら横切る。感じ悪いよね。
でも、今日は海斗とデートあるんじゃ。
プルルルルルル♪プルルルルルル♪
「ん?何?」
「あっ...海斗?今花音と会ったけどどうした?」
「いやになった。花音の事。」
「は?ちょっと待って。家行くから。」
とっさに走る私。部活終わりで疲れてることも忘れて。
ピンポーン♪
「早く、海斗!」

ガチャ

「ありがと。来てくれて。」
「そりゃくるよ。一応好きな人だし?」
「えっ?」
「いやいや。なんでもないよ。」
ムワっとした空気の部屋に行く。
「何があったの?」
「・・・・・・浮気されてたんだ。俺は真剣だったのに。」
「あ〜。花音浮気症だしね。」
「だから、甘えていいよね?」
「だーめ。約束したよね?受験終わるまで待つって。焦んないで。」
「俺は誰に甘えるの?お前しかいないんだよ。羅偉」

バンッ

押し倒される私。なぜか抵抗できない。心のどこかで望んでたのかな。

汗の匂いが染み付いたシャツの襟に綺麗な白い手が入ってくる。

ーーービクッ!

体に電流が流れてる感じになった。

「どうした?寒い?」
「いや。やめて。今度にしよ。海斗の受験勉強邪魔できない。帰るね」
「待ってよ」
強引に引き離す手。自動的に動いたんだもん。早く帰ろ。


ーーバンッ

帰ってきちゃった。一人だけの家に。
暇だな。

チャリン♪チャリン♪チャリン♪

何?!めっちゃメール来たけど。

美紗
題名 屋上に来て。

屋上に来て。話があるの。

美紗?何だろ。行ってみよ


きりのかかった住宅街を切り抜け学校に来た。屋上か。怖!ってか、夏姫いる!華奈も由香、仁菜、紗綾!?なんで?

「うわっ!グループ大集合ジャン↑ラッキー!」
「後で話そー!とりあえず、屋上!」
階段を駆け抜ける足音がすごい。