亮「俺はここに普通の客として来ました。話してる間に徹哉さんと仲良くなりました。客とオーナーとして」
杏「…?」
亮「たから、ここでは客とオーナーなんです」
杏「…あぁ、そっか、そういうことか。客とオーナーだから、深紅のOBとか関係ないってことか」
亮「偶然なんです。だから、変に気を使うのも可笑しな話です。それに、俺の目的はここのオーナーじゃないですし」
杏、徹哉「何が目的なの?」
亮「…」
オーナーとしての仕事しなくていいんだろうか?
杏「なぁ、本当に何しに来てんだ?」
亮「……花が好きなんです。だから、ここからゆっくり花を見てるんです」
徹哉「かなり、キツい冗談をおっしゃることで」
杏「本当は?」
…あー、もう。言いたくないのに。
ストーカーっぽいから。
亮「………あの子を見るためです」
