あなただけのレンズ


僕も隣に座った。


「僕が全て悪いんです。しかも、守れませんでした」


また鼻の奥がツンとなる。


「あなたが悪いんじゃないわ。どうせ女の妬みとかでしょ?」


泣きそうな顔で笑う。


「無理して笑わないでください。」


こんな時に笑っていれる訳ない。


僕はそっと席を立ってトイレへ向かった。

他人が居たら邪魔だろう。