あなただけのレンズ









その後、救急車が来て運ばれていった。


付き添いはまこさんが行った。



僕は、自転車で運ばれた病院へ行った。


集中治療室の前でウロウロしていると、豊中さんのお母さんと思われる人が慌てて走ってきた。



綺麗な人。


「あーちゃんのお友達?」


僕を見て聞いてくる。


「はい。そうです」


するとニコッと笑って


「ずっと待ってくれてありがとね」


そういってベンチに座った。