あなただけのレンズ



「あのこ死んだんじゃない?」


「もし死んでも大丈夫よ。事故って言われるだけだから。しかもゆうくんの邪魔されないで済むし」




あぁ…そういうことね。


祐輔くんが好きなんだ。



去って行く足音。



私死ぬのか。



最後の力を振り絞って、


貰った飴をポケットから出した。


もう溶けてるかな…。


あぁあ…食べたかったなぁ。


祐輔くんにちゃんと伝えられなかった。


未練ばかりが残る。



そっと目を開けると周りは血だらけで、


指でそっとなぞった。



愛してる。



これが伝えたかったのに…



私の意識はどこかへ行った。