恭が咳払いをしてから話しは始まった


「っと、まずここは死んだ奴が来る世界だ。つまり、あの世ってやつ。」


あの世ってあるんだ。現にここがそうらしい


「で、たいして生きてるときと変わんない。学校はあるし、家だってある。店とかも普通にある。だから生活は変わんない」


学校がある?家も?お店も...?!


「ただ、そういう自立生活ができるには条件があるんだ」


「条件...?」


今度は雄里君がはなしだす