私…友達はいないけど……大切な家族がいる…。 お父さんにお母さん…。それにお兄ちゃん…。みんなの中から私だけいなくなる…。 「猶予をあたえよう。」 「え?」 バッと顔をあげた。 「明日また来る。それまでに考えておきなさい。私はお主の意思に従おう。」 それから謎の人のは現れなくなりさくらもバッと目が覚めた。 「…どうしよう………ここか…向こう……どっちが……」