桜〜新選組と1人の少女の物語〜




「斎藤さん、お身体冷たいですよ…?」


冷たくなってる…。


「大丈夫だ。すぐ温まる。」




「あ…。そういえば、斎藤さんとちゃんとこんな風にお話したの久しぶりです。」



何ヶ月ぶりだろう…。



「そういえばそうだな」



「斎藤………「一でよい。」



なっ、名前?


「で、でもっ…。」


「お主にはそう呼んでもらいたい。」