桜〜新選組と1人の少女の物語〜




「すっ、すいませんっ。」


ザザッと頭を下げたまま後ずさった。


「なぜ、そんなに怯える。俺だ。」



頭を上げると目の前に斎藤がいた。



「さいと…さんっ…」


「こんな時間になにしている?総司のとこにいかなくてよいのか?」



「沖田さんは…お千ちゃんと寝るみたいです…。」