桜〜新選組と1人の少女の物語〜




「さくらちゃんがっ……。」


お千はおずおずと手を見せる。



平「これ、さくらがやったのか…?」


「…」


どう見たって私がやったようにか見えないじゃないっ。



平「……。さいてーだな。さくらがこんなやつだとは思わなかったぜ。」


佐「お千ちゃん大丈夫か?」


永「すぐ手当てしないと傷跡がのこっちうよ」


「ーーーッ。」


さくらはその場から駆け出した。誰もさくらの涙に気がつかなかった…。