やさしい手のひら・中編【完結】

鳥の鳴き声がした

「痛っ」

頭がガンガンしていて、半端じゃない痛みで自分の頭を抱えた

「あれ?」

ベットを見てみると、自分の布団じゃない。健太の布団でもない。見たことのない布団だった。部屋の中も見たことがなくて、私は我に返り、自分が今どこにいるのか恐ろしくなり

「キャー」

ガチャ

「うるせーよ」

ドアの向こうからスエット姿の新くんが現れて

「なんで新くんがいるの!」

「お前、何言ってんの?ここ俺の家」

「嘘…」

私は自分が今、どんな格好をしているのか恐る恐る胸元を見てみた

昨日、着ていた服がそのまま着ていたので、ホッとした

私がホッしている姿を見て

「酔っ払い襲う気ないから」

と、言って笑っている

自分のしたことが恥ずかしくなり、下を向いた。きっと顔が真っ赤だ

「昨日のこと覚えてないの?」

私は頷いた

「ほんとに?」

お腹を抱えて大笑いしている

「私・・・変なことした?」

「まじ、うける」

「ねぇ、私何かやらかした?」

新くんがあまりにも笑うので、何をしたのかとても気になり

「もぉ、教えてよ!」

大声を出してしまった

「居酒屋から、俺に抱えられて外に出たの。それで外に出てお前見たら、もう寝てんの」

カッーと顔が赤くなり、穴があったら入りたい。まさしくこの状況だった

「すいませんでした」

私は小さい声で新くんに言った