やさしい手のひら・中編【完結】

「亜美ゆっくりでいいんだよ」

優香は私を落ち着かせ

「いつ帰るかわからないって・・・5日間で帰るって言ったのに・・・」

「それで亜美はなんて言ったの?」

「話、聞いてくれ・・・なかった」

「えっ!なんで?」

優香は少し驚いた顔をした

「佐原樹里が・・・」

楽になりたい

私は佐原樹里のことを話そうと思い、名前を出した

そしてすべてあったことを優香に話したんだ

「何それ!」

優香は佐原樹里の話を聞き、怒って大声を出した

「じゃあ、健太くんはあの女と朝まで一緒にいたって言うの?」

「わからない・・・何も言ってくれないから・・」

優香は泣く私を慰め

「亜美・・・泣かないで」

私の顔を覗き頭を撫でてくれる

「私・・・どうしたら・・いいのかわからない」

ほんとに私はわからなかった

この先どうすればいいのか・・・

「由里呼ぼうっか?」

「由・・里?」

「うん。何か知ってるかもしれないじゃん」

「う・・ん」

優香は携帯を取り、由里に電話をした

「今来るってさ」

由里も祐介くんもきっと何も知らないと思う

きっと健太は誰にも言わない