やさしい手のひら・中編【完結】

1日目、2日目そして3日経ったが健太から連絡はなかった・・・

さすがに3日も待って来なければ、私も避けられているとしか思えなかった

毎日朝方まで電話を待っていた私は、疲れが溜まり体が悲鳴を上げていた

そしてやつれた私に気付いてくれたのは優香だった

短大で

「亜美、調子悪いんじゃない?」

「うん?そんなことないよ」

「顔色悪いし、目の下凄いクマできてる」

「・・・」

「ねぇ、亜美!」

「えっ、あっ・・・うん・・・」

「健太くんと何かあった?」

そう言われた瞬間、堪えていた物が溢れ出し私は手で顔を覆った

「ちょっと亜美、どうしたの?」

「健太が・・・私を・・・」

「ねぇ、帰ろう。早退しよう」

優香は私の荷物をバックに詰め込み、手を引っ張って短大を出た

タクシーに乗って私は優香の家に連れて来られてしまった

「座って」

「うん」

「何があったの?」

「・・・」

「亜美?黙っててもわからないんだよ」

優香は優しく問いかけてくれる

「健太がね・・・ライブの前の日早く帰って来るって言ったのに帰って来なくて・・・」

うんうんと優香は頷きながら私の話を聞いていた

「ライブ出発の日の朝に帰って来て、冷たい目で・・・」

泣いているので私は言葉が詰まる