健太は私を優しく抱き、そして時には激しく抱いた

私の髪を掻き分けながら私の顔を見ている

「恥ずかしい」

私は見つめられ恥ずかしさのあまり手で顔を隠した

「顔を見せて」

と、すぐ私の手をよけ

「かわいいな」

こんな目の前で言われたから顔が赤くなる

「もぉ、何言ってんのー」

ギュッ

「そういうとこがかわいいんだよ」

そう言って抱き締められた

だから私も手を回し抱き締め返した

「幸せだな」

「うん!」

幸せなひととき。私も幸せを感じていた

「あっー!時間!」

すでにいつも家を出る時間が過ぎていた

「昼から行こうっと」

「ごめん。俺のせい?」

「そう。健太のせい」

私達はベットの中で笑い合った

そして健太に短大まで送ってもらい、健太はリハーサルへ私は短大へ、それぞれの場所へ向かった