「おやすみ」

と、健太は軽いキスをした

そして私も

「おやすみ」

そう言ってゆっくり目を閉じた

やっぱり健太が隣にいるだけで安心して眠れる

私はすぐ深い眠りに入っていった


翌朝、私は一度も目を覚ますことなくぐっすり眠れた。そのためか早く目を覚ましてしまい、時計を見るとまだ5時を回ったばかりだった

横にいる健太は寝息を立てて眠っている

そんな健太の寝顔を見つめていた

こんなにたくさん仕事をして疲れているだろうな…

健太の目にかかっている前髪を直した

「キャッ」

「かまってほしいの?」

突然目を開け、私の手を掴まれた

「起きてたの?」

「視線を感じた」

「だって寝てたじゃん!」

「起きてたよ。亜美が目覚ましてすぐに」

「ひどーい」

私は口を尖らせた

「亜美が何をするのか知りたくて寝たフリしてみた」

「もぉ…ンッ」

突然、私の口を塞ぎキスを落とす

「抱かせて」

私の返事を聞かず深いキスの嵐

「ンッ…」

「亜美…」

私はシーツを強く握る。でもすぐに手を耳元に戻され、二人の手が絡み合う

何度も顔を傾け唇が離れたと思うと、また重なる

私は健太に身を任せた