ペチッと枝豆の皮を小皿に放るリン。


「……はい、至極当然なご意見です。だから何だと問われても返す言葉はありません」


一呼吸置き、ずっと聞きたかった事を俺は口にした。


「……もう、俺の事は忘れちゃったかな?」


リンは次々と枝豆を口に放り込み俺を無視してひたすら食べ続ける。


「あの、俺はずっとリンが忘れられなかったよ。少しずつ楽になってくのかと思って耐えてたら、時間が経てば経つほど苦しくなって、まるで禁断症状みたいで……。俺、まだリンが好きだよ」


「私は薬物か!つかお前さん、うちらは三ヶ月も前に終わってんの!今後の人生化石のように生きるのか、こっから弾けちゃうのかはお前の自由だ!私は知らん!」