喉がカラカラだった俺はコーラだけ頼み、リンは烏龍茶と枝豆を頼む。


「そんで、話って何さ?」


こうして向き合って座ってると、懐かしさを感じる反面決して触れられない大きな壁があるんだと淋しさも募る。


「……うん。俺達別れてもう三ヶ月立つんだよね。俺ずっとリンの事忘れられなかったよ。たくさん傷付けて今更だけど、本当にごめんね」


駄目だ、俺もう泣きそうだ……。


リンは黙ったままバックから煙草を出しすぐに火をつけた。


「俺、ずっとリンに言ってなかった事があるんだ。いや、嫌われると思って言えなかった。どうして俺が無神経な奴だったか、言い訳になるけど最後まで聞いて欲しい。これでリンへの気持ちにケリをつけるから」


俺はリンの顔を見る勇気もなく、まだ何も来ていない少しベタついたテーブルを見つめた。