不滅のLIAR!

だって、リンが元気なら俺は必要ないだろう。


酔って自暴自棄になってるリンを若干ヒーロー気取りでガッチリと抱きしめようと考えてたいやらしい俺が、完全に出番を失い心の片隅で小さく体育座りしてる。


いや、それでよかったんだ。リンが辛そうじゃなくてよかったよ。


ここまで来た時のテンションは急速に萎え、俯いてた俺はいつの間にかリンの姿を見失っていた。


「店の中に戻ったのかな。……とりあえず帰ろう」


ジーンズのポケットに両手を突っ込み、背中を丸めてトボトボと歩き始める。


「おい!そこのお前!」


突然聞こえた大きな声に、俺の心臓がキュッと縮こまった。