不滅のLIAR!

それから二人でビールを飲んだりテレビを見たり、意味もなくはしゃいだり、一周年とは言ってもいつもと変わらない時間を過ごした。


「ちょっとお風呂入ってくるから、適当にどーぞ」


少し落ち着いた頃にリンがそう言って風呂場に向かうと、する事もない俺はボーッとテレビを見始めた。


ふとしたCMで目にとまった女優。


……高尾、……早紀。


俺は次のCMが流れると、一瞬頭に浮かんだその名前を自らかき消した。




「いやー、さっぱりした。晶、飲み直そ!」


白い肌をうっすらピンク色に染めていい匂いがするリン。


俺は無性につるつるの肌に触れたくなって、オヤジのように立ったままビールをグイグイ飲むリンを後ろから抱きしめた。


多少の抵抗は無駄に終わり、俺達は一年という月日を感じながら、大切な愛をゆっくりと優しく確かめ合った。