二人で笑い合いながら俺の後にリンが煙草の火を消した。


「…さて、行くわ」


「はいよ!」


居間を出て正面の玄関で靴を履く。


振り返るとポツンと立ってるリンが少しだけ淋しそうで、思わず抱きしめようと手を伸ばした。


「なんだよ!」


そう言って笑いながら俺の手を防御する照れ屋なリンも可愛い。